最終更新:2025-10-29
ここ最近、人気ブランドのモバイルバッテリーで「発熱・発火の恐れ」があるとしてリコール(自主回収)が発表されています。毎日使うアイテムだからこそ、落ち着いて情報を確認して、安全に使っていきましょう。
最近のリコール早見表
| ブランド | 対象モデル | 発表日 | 主な内容 | 公式案内 |
|---|---|---|---|---|
| Anker(アンカー) | PowerCore 10000(A1263 など一部モデル) | 2025年6月(日本国内対応開始) | 内部のリチウムイオン電池が過熱し、発火の恐れ。使用中止・交換対応。 | Anker Japan公式リコール案内 消費者庁リコール情報(Anker製) |
| Baseus(ベースアス) | BS-30KP365(65W/30,000mAh) | 2025年5月(日本国内登録) | リチウム電池が過熱し発火するおそれ。無償交換対象。 | 消費者庁リコール情報(Baseus製) |
| CIO(シーアイオー) | SMARTCOBY EX01 SLIM Qi2 & CABLE ほか一部 | 2025年7月 | 内部基板の一部不具合により発熱の恐れ。自主回収・交換実施中。 | CIO公式リコールページ 消費者庁リコール情報(CIO製) |
※ 海外リコール発表が先行する場合もあります。日本で販売されたモデルは、上記「消費者庁リコール情報」ページが最も信頼できます。
なぜリコールが増えているの?
モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池は“軽い・大容量”が魅力ですが、高温・衝撃・過充電・製造不具合などが重なると発熱や膨張のリスクが高まります。最近は高出力モデルが増え、熱管理がより難しくなっています。
日本で気をつけたいポイント
- 航空機内での取り扱いが厳格化:2025年7月から日本の航空各社で「モバイルバッテリーを座席下など目の届く場所で保管」「頭上棚へ入れない」ルールが導入。
- 事故は夏に集中:車内放置や充電中の高温状態が原因の発火が多発しています。
まずはセルフチェック!
- 本体の型番・シリアル番号を確認
- 消費者庁リコール情報サイトで検索
- 該当していたらただちに使用中止し、メーカーの交換・返金手続きを実施
- 廃棄する場合は自治体のリチウム電池回収窓口を利用
安全に使うための5つのコツ
- 高温になる場所に置かない(車内・布団・直射日光)
- 寝る前など、長時間の“充電しっぱなし”を避ける
- 発熱・異臭・膨張を感じたらすぐ使用をやめる
- PSEマーク付き・国内サポートのある製品を選ぶ
- 2〜3年使った古いバッテリーは買い替えを検討
関連リンク(日本語)
よくある質問
- Q. 型番やシリアルはどこにありますか?
- A. 本体の裏面ラベルや外箱に印字されています。スマホで写真を撮っておくと確認がスムーズです。
- Q. リコール対象でした。どう処分すればいい?
- A. メーカー指示に従って返送または回収。一般ごみや不燃ごみには絶対に出さず、自治体や家電量販店の回収窓口を利用しましょう。
- Q. 海外ブランド製は日本でも対象?
- A. 多くの場合、日本向け販売分も対象です。AnkerやBaseusなどは国内サイトでも正式に案内が出ています。
この記事は消費者庁の公式リコール情報および各メーカーの発表をもとに作成しています。最新情報は上記リンク先をご確認ください。