充電器の次に迷いやすいのが「モバイルバッテリー、結局どれ?」問題。ここでは **容量(mAh/Wh)・出力(W)・飛行機(機内持ち込み)**の3軸で、失敗しない選び方をまとめます。
先に結論:迷ったらこの考え方で決まる
- スマホ中心・毎日持ち歩く → 10,000mAh / 20〜30W(軽さ重視)
- 旅行・出張で安心したい → 20,000mAh前後 / 30〜65W(容量と出力のバランス)
- ノートPCもちゃんと回復したい(65W充電器ユーザー) → 45〜65W以上+配分が明記されてるモデル
- 飛行機に乗る → mAhよりWh(ワット時)を最優先で確認(表記が命)
1) まず大事:mAhよりWh(ワット時)を見る理由
モバイルバッテリーの容量って「10,000mAh」「20,000mAh」が目立ちますが、航空機のルールは基本的にWh基準です。
成田空港は「リチウムイオン電池は預け入れ不可」「160Wh超は機内持ち込みも不可」「Wh不明は航空会社/保安検査員に確認」と案内しています。
Whの超ざっくり目安(イメージ)
- 計算:Wh = 定格容量(Ah) × 定格電圧(V)
JALもこの計算式を明記しています。 - よくある公称電圧は3.7V帯が多いので、
20,000mAh(=20Ah)×3.7V ≒ 74Wh くらいの感覚
✅ 結論:飛行機に乗るなら「本体にWh表記がある製品」が安心。
(Whが確認できないと輸送可否が判断できず断られる場合がある、とJALも明記)
2) 機内持ち込みの基本ルール(これだけ覚えればOK)
「モバイルバッテリーは飛行機でどうなる?」の結論はシンプルです。
原則
- 預け入れ(受託手荷物)に入れない → 自分で機内持ち込みが基本
- 160Wh超はNG(持ち込み不可)
100Wh / 160Whの扱い(目安)
- ANA:100Wh以下は持ち込み可(個数の上限あり)/100〜160Whは2個まで、いずれも預け入れ不可
- JAL:160Wh以下は持ち込み可(100〜160Whは2個まで)、160Wh超は持ち込み・預け入れとも不可
ルールは「航空会社の案内が最優先」。国際線・乗継・海外キャリアを含む場合は、必ず搭乗会社のページを確認してください。
IATAも「パワーバンクは予備電池扱いで機内持ち込みのみ」「端子を保護して短絡防止」をガイドしています。
3) 充電器(65W)編の続き:バッテリーも“出力”で選ぶと失敗しない
65W充電器を選んだ人が、次に失敗しやすいのがここ。
「容量はあるのに、思ったより充電が遅い」原因は 出力(W)不足です。
出力(W)の目安
- 〜20W:スマホ急速充電はOK(スマホ専用なら十分)
- 30W:スマホ+タブレットが快適。軽いPCの“延命”もできる
- 45〜65W:ノートPCをちゃんと回復したいライン
- 100W:高負荷PCや「作業しながら」まで狙う人向け
✅ 65W充電器ユーザーなら、モバイルバッテリーも最低 30W以上あると「外でも速い」。
PC勢は 45〜65W以上で“充電器と同じ体験”に近づきます。
4) 2ポート運用での落とし穴:合計Wと配分を見ないと詰む
充電器記事のキーワード「2ポート」「配分」は、モバイルバッテリーでもそのまま当てはまります。
チェックするのはこの3つ
- 単ポート最大(例:USB-C1 最大65W)
- 合計最大(例:合計最大65W)
- 同時充電時の配分(例:45W+20W / 30W+15Wなど)
ありがちな失敗
- 合計65Wでも、同時充電すると PC側が20W程度に落ちる → 思ったより回復しない
- 配分が書かれてないモデルで「実際どうなるか」不明 → 購入後にガッカリ
✅ PC+スマホで使う人ほど「配分の明記」を最優先に。
5) Anker vs CIO:向いてる人を“使い方”で分ける
ここは製品名を出さず、選び分けの軸だけに絞ります(関連記事として読みやすさ重視)。
Ankerが向く人
- ラインナップが多く「欲しい条件の型」が見つけやすい
- 旅行・出張で“無難に強い”を選びたい
- 入手性や周辺アクセサリも含めて揃えたい
CIOが向く人
- 小型・薄型・軽量が最優先
- 残量表示や内蔵ケーブルなど、持ち歩きの便利さを重視
- “尖った使い勝手”で荷物ストレスを減らしたい
6) 用途別:あなたの最適解(ここだけ読めばOK)
A. 日常&通勤(スマホ中心)
- 容量:10,000mAh
- 出力:20〜30W
- 優先:軽さ・薄さ・取り回し
→ 「毎日持ち」の満足度は、だいたいここで決まります。
B. 旅行・出張(スマホ+タブレット)
- 容量:10,000〜20,000mAh
- 出力:30W以上
- 優先:2台同時の配分とポート数
→ ホテルで65W充電器、移動中は30W以上のバッテリーが快適。
C. PCもちゃんと充電したい(65W充電器ユーザーの本命)
- 容量:20,000mAh前後(Whも要確認)
- 出力:45〜65W以上
- 優先:単ポート最大と“同時充電時の配分明記”
→ ここを外すと「PCが全然回復しない」になりやすい。
D. 忘れ物を減らしたい(ケーブル忘れ防止)
- 優先:ケーブル一体型、表示が分かりやすいもの
→ 旅行・遠征で地味に効きます。
7) 飛行機での安全対策:これだけやればだいたいOK
IATAは、予備電池(パワーバンク含む)は「機内持ち込みのみ」で、端子を保護包装や絶縁(テープ、個別袋、ポーチなど)して短絡防止するよう案内しています。
加えてJALは、Wh不明だと輸送を断る場合がある点も明記。
✅ まとめると
- 預けない
- Wh表記を確認
- 端子を守る(個別袋やポーチでOK)
これでトラブル率がかなり下がります。
まとめ:この記事の“答え”
- 飛行機に乗るなら、Wh表記が最優先(mAhだけで選ばない)
- 65W充電器を持つなら、バッテリーも出力と配分が重要
- スマホ中心=軽さ / PCも=45〜65W以上+配分明記
✅ 次に読む
▶ 総合比較(デザイン・保証まで含めた結論):
「Anker vs CIO 徹底比較|デザイン・出力・保証で選ぶなら?」へ▶ 充電器編
「2ポートの配分で失敗しない」考え方は、充電器(65W)編で整理してあります。
バッテリー選びで迷ったら、充電器側の“配分の基準”とセットで見るのが一番早いです。